白い一日 小椋佳作詞
まっ白な陶磁器をながめては飽きもせず
かと言って触れもせず そんなふうに君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく
目の前の紙くずは古くさい手紙だし
自分でもおかしいし やぶりすてて寝ころがれば
僕の一日が過ぎてゆく
ある日 踏切りの向こうに君がいて
通り過ぎる汽車をまつ
遮断機が上がり ふり向いた君は
もう大人の顔をしてるだろう
この腕をさしのべて その肩を抱きしめて
ありふれた幸せにもちこめればいいのだけれど
今日も一日が過ぎてゆく
カテゴリ : 1973「氷の世界」 登録日 : 2006年03月17日 18:01