目が覚めたら
目が覚めたら恋は夢
気がついたら朝の夢
森の中から聞こえてくるのは小鳥の歌
目が覚めたら恋は夢
瞬いたらただの夢
窓の外からのぞいているのは あのお日さま
青い夜が星を散りばめ
あなたとわたしは見つめ合い いだき合う
目が覚めたら恋は夢
ふりむいたら朝の風
庭の小川を流れてゆくのは落葉の船
青い夜が星をにじませ
あなたとわたしは口づけを いつまでも
目が覚めたら恋は夢
気がついたらすべて夢
部屋の扉をたたいているのは
いつものママ
私のママ
あの あのママ
タイランド ファンタジア
あこがれて風はメコンに流れ
ふりそそぐ雨をコントロール
にぎやかな声が市場にあふれ
雨だれの後はタイ料理
軽やかにすべるライムの風に
戯れてそよぐ子供の髪
鮮やかな色の見知らぬ花に
誘われて進むセイルボート
愛のないハートで叫びながら
Blue Love、青空の果てまで夢と流されて
あきらめて雪と南の恋は
呼びかける海のライフガード
うるさいな海岸線の波が
たそがれに沈むサーフボード
夏シャワー8万年の星が
限りなく空にこぼれてゆく
旅なれた人も灯りを消して
輝きも闇も消えるように
愛のないハートで叫びながら
Blue Love、星空のかなたへと夢は運ばれて
あきらめて雪と南の恋は
サビながら沈むレンジローバー
静けさの中へ眠りの底へ
幸せは君の言うとおり
たそがれたあとも大丈夫
土曜日は晴れた
土曜日は晴れた
いつのまにか雨が消えた
鬼を囲んで僕達は
黙ってかくれんぼ
ただ目を閉じて
丁度 朝のうちに
雲の中を風がぬけた
道をはさんで僕は鬼に
転んで見つかった
まだ昼下がり
午前中 青空の彼方に
涙が白くにじんで消えてゆく
誰でも青空のどこかへ 誰かと
土曜日は晴れた
冬のように星が見えた
遊びつかれた僕達は
並んで帰り道
また夢の中
ドレミのため息
根室の空を飛んだり
西湖で富士を見てたり
目黒へ迷い込んだり
馬込に電話をかけたり
気まぐれな小鳥達が感じる微かなめまい
さみしがり屋の豹のせつないまなざし
変りつづける夜の扉を覗いたような
思いがけない恋が僕等のあこがれ
目と目を見つめ合わせて
手と手を離してみたり
木と木の間をぬけて
歯と歯が音をたてたり
嫌われたトカゲ達が愛する自分のデザイン
虫歯だらけの猫のみどりのため息
今宵限りの夜と知ってる記憶の底に
忘れ去られる恋が僕等の悲しみ
あとでと謎をかけたり
またねとサヨナラしたり
レトロな曲が流れて
ファとミはドレミのため息
カミナリと風
カミナリと風に傷ついたけれど
僕達の恋はいつも
夏のホテルとテレビジョン
誰よりも君に愛されたけれど
星空の果ての先は
見つめる目に痛いだけ
見ていて静かに 近づいて見つめつづけて
気づいて気がついて 涙に 瞳の奥に
泣かないでおくれ 星空のバラード
僕達の夢は今も
夏の記憶とラブレター
見ていて静かに 近づいて見つめつづけて
気づいて気がついて 涙に 瞳の奥に
見ていて静かに 近づいて見つめつづけて
気づいて気がついて 未来に 夜空の果てに
野蛮な再会 忌野清志郎共作
つきあってた頃の君は
おもいだし笑いが得意
じゃれあってた夜の度に
強がりなんて言って
スカートを下げても
ブローチでとめても
時計の針のようで
抱きあっては夜の度に
忘れにくい夢も見たが
気になってるだけの僕は
笑われているみたい
ブルースをきいても
マティーニを飲んでも
砂漠の果てのようで
もう一度あうなら
久しぶりに君に
星屑の中で甘くささやいて、散りばめて
燃えあってもいまの月は
高速道路からの眺め
重なっても夜にふたり
道にはずれているみたい
スピードをあげても
ブレーキをかけても
野蛮な恋のようで
移動電話
遠く離れて僕等は暮らしている
めぐる季節に眺めもかすんでゆく
君の瞳もしぐさも
話し声まで夢に見たり
夏の青さに心が乱れてゆく
旅の長さに言葉も途切れてゆく
時の流れの速さに
風のゆくえに気づいたら
移動電話にささやきかけて
Hello,How Are You? 応えるから
めぐりあえたら僕等は離れてゆく
燃える想いが夜空をかすめてゆく
月の眺めに見とれて
夢の最後に気づいたら
移動電話にささやきかけて
Hello,How Are You? 言葉を投げて
飛行場から遠くの島へ
移動電話にささやきかけて
Hello,How Are You? 応えるから
恋の神楽坂
帰りは気楽な歌で神楽坂を下って
時計が夜店の先で祭りばやしの店じまい
なつめの香りが
夜風に流れそう
汚れたみかげの石とさめた月のすべり台
電車の行方をながめ子供の頃へ夏みかん
このまま帰るか
それとも消えるか
永い夢のさめた後の静けさは
青い闇へのびる恋の神楽の坂
けんかに夢中になって誰が恋のロボット
なんだか昨日のことも別れの後の紙芝居
このまま帰るか
それとも消えるか
永い夢のさめた後の静けさは
青い闇へ続く恋のゆくさきは
深い夜の底に沈むせつなさは
青い闇へのびる恋の神楽の坂
真珠
真珠の形は永遠のシュールだよ
宝石の魅力は完璧なシャドウかな
夏の海でいつの日も
寄せ返す波とたわむれた指を
飾れるのは夢の色の真珠
真珠の名前は単純にパールだよ
斬新な響きは瞬間のアートかな
夏が過ぎていつまでも
永遠の恋をはにかんだままで
夢見ている君の胸に真珠
夏の海で幾年も
暗闇の中ではぐくんだ夢は
ひとしずくの月の色の真珠
Queen
我は裏霞む夜の雨
胸のうつろいを見ぬかれて
誰をうらまずに夢の果て
燃えるあこがれに泣きながら
憎み愛されたような
夢のファンデーション
声をさえ切る場所は
ふるえる波止場
さまようまなざし
まさに悲しみは夜の海
群れ飛ぶカモメに魅せられて
我はひめやかな恋の姫
闇にためらいを散りばめて
眠れないなぜか今日は
恋はセンセーション
森の迷子の唄を
響かせながら
叶わぬ真心