野イチゴ
Single「結詞」1992年
Album ReMASTER extra-2 2001年
作詞・作曲:井上陽水
野イチゴ ゆれた
緑の風に
つんでみようか
ながめるだけにしようか
あの娘は町へ
お嫁に行った
便りもとだえ
里へ帰る事もない
野イチゴ ゆれてた
緑の風に包まれながら
赤い実をゆらしてた
夕焼け空が
広がる前に
家路に着こう
カラのカゴを抱きしめ
野イチゴ ゆれてた
冷めたい夜風に吹かれながら
赤い実をゆらしていた
OVER TIME
Single「嘘つきダイヤモンド」1995年
作詞:井上陽水
風切って ハリキって 飛び散って 風邪ひいて
ぬけきったその頃 あとはオーバータイム
佐野京子 宇野洋子 小野良子 矢野優子
ハチが飛ぶ頃は あとはオーバータイム
Mmmm それはオーバータイム
恥じらって 輪になって 戸惑って 重なって
見つかってその頃 あとはオーバータイム
火のように 矢のように そびえ立つ木のように
傾いたその頃 あとはオーバータイム
Mmmm それはオーバータイム
あの ひどい霧の霧だ 礼子さん
あの ひといきりのきりだ 礼子さん
ただ ひとつきりのあとは オーバータイム
読み返し 書き返し 振り向いて オミナエシ
たそがれたその頃 あとはオーバータイム
いつまでも 楽しゅうで どこまでも 嬉しゅうて
夕暮れたその頃 あとはオーバータイム
Mmmm それはオーバータイム
あの ひどい霧の霧だ 礼子さん
あの ひといきりのきりだ 礼子さん
ただ ひとつきりのあとは オーバータイム
風切って ハリキって 飛び散って 風邪ひいて
ぬけきったその頃 あとはオーバータイム
佐野京子 宇野洋子 小野良子 矢野優子
ハチが飛ぶ頃 あとはオーバータイム
Mmmm
嘘つきダイヤモンド
Single「嘘つきダイヤモンド」1995年
作詞:井上陽水
ヒビ割れた砂漠からはバラクーダー
ひからびたラクダ達のイマジネーション
休ませてもう 日が暮れた今日
長すぎる道をたどるアラビアン
だけど恋する以上 果てしない話
王様とお后の瞳に浮かんだ
嘘つきで さりげなく光るダイヤモンド
なけなしの金をさばくカードディーラー
暗がりな部屋の中を浮き沈む月
時々はHigh ほとんどがLow
トキメキはめくるまでのサスピション
だけど恋する以上 夢のない話
最後に配られたカードの裏には
嘘つきで さりげなく光るダイヤモンド
たそがれた街はすでにおとぎ話
あかぬけたモデル達の野蛮な水着
のぞくのはジョー つれないなゲイ
欲望を確かめ合うレズビアン
だけど恋する限り 罪のない話
真夜中にそびえ立てた中指の根元に
嘘つきで さりげなく光るダイヤモンド
気がついた時はすでに南極あたり
寒すぎて忘れかけた孤独な旅路
凍えたらヒョウ 降りしきるSnow
ここからは北極までが君しだい
だけど恋する限り 果てしない話
オーロラーの扉を祈りながら開けたら
嘘つきで さりげなく光るダイヤモンド
プレゼント
Single「Make-up Shadow」1993年
作詞:井上陽水
街の上を飛行機が
青空深く沈みそうに
消えそうなら
翼まで白くぬって
時を越えるスピードで
記憶の外へはじけそうに
泣きそうな目
あの頃へつれていって
遊びのあとで 窓辺の声に
目覚めた時、夢のプレゼント
夜空の果てに 見果てぬ夢に
気づいた人だけにプレゼント
恋の夜のステージで
いつか大人に春のように
会えそうなら
気をつけて星になって
遊びのあとで 窓辺の声に
目覚めた時、夢のプレゼント
泳ぎながらも
夜空の果てに 見果てぬ夢に
気づいた人だけに
初めて聞く歌のプレゼント
引き揚げ者の唄
Single「カナディアン アコーディオン」1993年
作詞:井上陽水
曼珠沙華の花
花びらは憂鬱
招かれざる客の帰り道
船に乗ればすぐ
ろうそく揺れて
飯盒の味、桜味
雨の北京、夕暮れのマニラ
星の降る夜のニューギニア
お別れに 汽笛をただくり返し
引き揚げ者の唄
誰にも言えぬ
思い出も深い物語
踊るビギン ステージはラワン
夢の行方は急降下
憧れは 故郷だけくり返し
曼珠沙華の花
花びらは憂鬱
招かれざる客の帰り道
戻り道
別れ道