太陽の町

はてない空
かげりのない雲
季節の風
鳥はむかい風

走りぬける
太陽の町を
ころげまわる
光の間を

かがやき あふれる
緑と光の町を

走りぬける
まぶしさの中を
ふりかえらず
立ち止まりもせず

また逢う時には
緑と光の町で

MMmmm・・・・・・・
MMmmm・・・・・・・・ 

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:11

眠りにさそわれ

想い出ひとつふたつ
夢に体が沈む
どこからか遠い調べが聞える

言葉が歌になる
星までが夜に舞う
あの歌が僕の心に残る

Mm・・・・・
Good Night さよなら Good Night
眠りにさそわれ

風のない今夜の
まぶたが重くなる時
やすらぎの空が窓辺に見える

いつかは海の底に
流れのない世界に
よこたわる心ゆくまで静かに

Mm・・・・・
Good Night さよなら Good Night
眠りにさそわれ

Mm・・・・・
Good Night さよなら Good Night
眠りにさそわれ

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:10

旅から旅

旅から旅
夜から夜
闇から闇へと行く人は誰ですか?

黒いマント
山高帽
ステッキ片手のあの人は誰ですか?

あの人は僕らの味方です
恐がる事はない
あの人はやさしいおじさんで
恐がる事はない
つめたく見えるけど
恐くはない

春から夏
秋から冬
一年中です あの人は来るのです

海を渡り
山を越えて
誰かが困っている時に来るのです

あの人にお手紙出しましょう
(あて名はなんて書くの?)
あの人にお手紙出せません
手紙を書いてみても
あの人に届かない
届きはしない

旅から旅
夜から夜
闇から闇へと行く人は誰ですか?

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:10

ロンドン急行

あこがれのロンドン急行
ブルーの色に白帯かけて
山を越え 丘を越え 谷をぬけて行く

おみやげを買う事もない
夢で見たのが窓辺の景色
想い出を壊せないイングランドの空

あこがれの
ロン ロン ロン ロン ロンドン急行
ロン ロン ロン ロン ロンドン急行

忘れじの「抱きしめたい」の唄
口笛の出ない音の為
あこがれのロンドン急行
汽笛を鳴らしておくれ

異国の町を両脇にして
旅の終わりに向かって走れ
やさしさをただよわせ 旅の終わりと向かえ
恋人よ 行く先は着いた時に知らせる

あこがれの
ロン ロン ロン ロン ロンドン急行
ロン ロン ロン ロン ロンドン急行

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:08

野イチゴ

野イチゴゆれた
緑の風に
つんでみようか
ながめるだけにしようか

あの娘は町へ
お嫁に行った
便りもとだえ
里へ帰る事もない

野イチゴゆれてた
緑の風に包まれながら
赤い実をゆらしてた

日暮れの空は
いつもと同じ
変わらぬものが
いとしく思えてくる

夕焼け空が
広がる前に
家路に着こう
カラのカゴを抱きしめ

野イチゴゆれてた
冷めたい夜風に吹かれながら
小さくふるえていた

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:07

君と僕のブルース

君はうつぶせで
僕はあおむけで
夜をむかえた
なんてステキなの
クルクルまわっているのは君と僕

はずむ心に
ブレーキなんかを
かけるバカには
用事もないのさ
ひとりきり ふたりきり君と僕

夜は深い 夜は深い
落ちこむぞ 夜は深い
髪の毛がもつれあう君と僕

君は上り坂
僕は下り坂
歌が始まる
ころんじゃいけないぞ
行きつく所に行け君と僕

星が見えるのは
夜が闇いから
言葉がなくて
探しているのさ
指がからんでとけなくなる君と僕

夜は深い 夜は深い
落ちこむぞ 夜は深い
許し合う罪もない君と僕

夜は深い 夜は深い
落ちこむぞ 夜は深い
愛しても愛しても君と僕

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:05

二色の独楽

まわれまわれ 二色の独楽よ
色をまぜてきれいになれ
女はさみしい
男は悲しい
さみしい 悲しい独楽がある
まわれよ 止まるな いつまでも
止まった時 春も終るよ

まわれまわれ 二色の独楽よ
想い出色 ぬり変えるから
あの娘はひとり
ひとりで泣いた
小さく ひよわな 独楽がある
まわれよ 止まるな いつまでも
止まった時 愛も終るよ

まわれまわれ 二色の独楽よ
まわりながら 動かぬ様に
きれいだよ とても
生きてるんだね
はかない はかない独楽がある
まわれよ 止まるな いつまでも
止まった時 唄も終るよ

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:04

月が笑う

いつもの夜が窓の色を
知らぬ間に変えて
我が家に来ました

薄着の君は頬杖して
夜をはおれたら
寒くはないのに

やさしいのは誰です?
夜よりやさしいのは?
さみしいのは誰です?
僕よりさみしいのは?

指輪の跡が白くなって
月日の流れの
速さにぬかれた

形を決めて夢を作る
転がる形に
出来ればいいのに

時計はいつも通り
ボーンボーンと
この部屋の為だけに
ボーンボーンと

話は尽きて月が笑う
君と僕以外
帰り道もない

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:03

御免

なんにもないけど
水でもどうです
せっかく来たのに
なんにもないので 御免

いつぞや手紙と
家族の写真
笑って見たけど
返事を出さなくて 御免

よく来てくれた僕の家に
ありがとう ありがとう ありがとう

あいにく家内は
里へ帰っていて
目玉焼くらい
僕が作りましょう 御免

重ねてTVも
調子がおかしくて
そうですか あなた
野球が好きですか 御免

あなたも運の悪い人だ
とにかくなんにもないです

なんにもないけど
又 来て下さいね
家内が帰れば
なんとかしますから 御免

よく来てくれた 僕の家に
ありがとう ありがとう ありがとう

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:02

ゼンマイじかけのカブト虫

カブト虫こわれた
一緒に楽しく遊んでいたのに
幸福に糸つけ
ひきずりまわしていてこわれた

白いシャツ汚した
いつでも気をつけて着ていたのに
雨あがり嬉しく
飛んだりはねたりして汚した

青い鳥逃がした
毎日 毎日 唄っていたのに
鳥籠をきれいに
掃除をしている時逃がした

君の顔 笑った
なんにもおかしい事はないのに
君の目が こわれた
ゼンマイじかけのカブト虫みたい

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:01

Happy Birthday

今日はステキな Happy Birthday to you
遊んであげる Happy Birthday to you
Happy Birthday Happy Birthday to you

君は恋をしないから
角のとれたトランプで遊んであげる 今日だけ
ハートを引くんだ
ハートを集めて僕より早くあがれよ

今日はステキな Happy Birthday to you
遊びつづける Happy Birthday to you
Happy Birthday Happy Birthday to you

君はとても弱いから
僕がやさしくすると思っていたの? バカだな
ダイヤを捨てるな
僕から勝つんだ そしてクイーンになるんだ

今日はステキな Happy Birthday to you
遊び疲れた Happy Birthday to you
Happy Birthday Happy Birthday to you

登録日 : 2006年3月 9日(木) 00:00

夕立

夕立 そこまで来ている
雷ゴロゴロ ピカピカ
情容赦 ないみたいだ
誰もが一目散へと
どこかへ走る
カエルはうれしなきをしている

洗濯物がぬれるから
女はひきつった顔で
わめきまわる ころびまわる
男はどうしたことかと 
立ちつくすだけ
空の水が全部落ちてる

Ah- 夕立だ           

ぬかるみにはまったバスには
乗客ひしめきあってる
抜け出せない 立往生
旅人 荷物をかばって
体がぬれる
強い雨がみんなを襲う

計画は全部中止だ
楽しみはみんな忘れろ
嘘じゃないぞ 夕立だぞ
家に居て黙っているんだ
夏が終るまで
君の事もずっとおあずけ

Ah- 夕立だ        
Ah- 夕立だ

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:56