Flight
Single「青空、ひとりきり」1975年
夜の向かい風が
飛びたつ翼に当たる
追い風なんか旅路の
かどでのじゃまになるだけ
uuu Ahh 飛べ
夜なんか追いぬけ
世界中 夢を見てる
その上を 飛んでゆけ
君の愛はきれいね
みがきをかけたものだろ
だけど気をつけておくれ
みんながまぶしがってる
uuu Ahh 飛べ
流れ星追い越せ
世界中 目をとじてる
その上を 飛んでゆけ
星が尾翼に当る
月が機体にさわる
愛のきれいな君の
ひとみが夜空にまわる
uuu Ahh 飛べ
銀河まで飛び込め
世界中 酔いしれてる
その上を 飛んでゆけ
なにもかも 我を忘れ
ねてるまに 飛んでゆけ
いつもと違った春
Single「闇夜の国から」1974年
答が出ずに 生きてる事は
ためいきだけの生活
本音を隠し 建前飾り
笑いは逃げの切札
だから今日も裏道小路
いき着く先は 僕の落ち着く先は
いつもドタン場だろう
女は化粧 きらめく衣装
窓辺にうつる微笑
男は右で 女は左
真中にいた「約束」
君が僕を好きになったら
体をこなにしても 心をすりつぶしても
働くのに
今年の春は いつもの春と
なんだか少し違った
スミレが咲いて ヒバリが飛んで
心はやはり踊った
だけど違う 春の長さが
大人になるにつれて 楽しい時は
短くなるのだろうか?
闇夜の国から
Single「闇夜の国から」1974年
闇夜の国から 二人で舟を出すんだ
海図も磁石も コンパスもない旅へと
舟はどこへゆく
うしろで舵とるお前は あくびの顔で
夜の深さと 夜明けの近さを知らせる
歌おうよ 声あわせ 舟こぐ音にもあわせ
闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく
船出の理由を確めあうこともなく
未来と将来の区別もつかないまま
退屈な時は
言葉の軽さを 二人で笑いつづけて
俺の腕まくら お前は眠れそうかい
流れ星 願い事 消えないうちに早く
闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく
ラララ・・・・
波まかせ 風まかせ 星屑の空に揺られ
一人の国から今夜
闇夜の国から二人
二人で舟を出してゆく
いつのまにか少女は
Single「夢の中へ」1973年
いつのまにか青い空がのぞいてる
思いつめた黒い雲は逃げてゆく
君はどこで生まれたの 育ってきたの
君は静かに音もたてずに大人になった
白い膚が光に触れ まぶしそう
髪の色は青い空に浮きたって
燃える夏の太陽はそこまできてる
君は季節が変るみたいに大人になった
いつのまにか「愛」を使う事を知り
知らず知らず「恋」と遊ぶ人になる
だけど春の短さを誰も知らない
君の笑顔は悲しいくらい大人になった
夢の中へ
Single「夢の中へ」1973年
探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も つくえの中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
休む事も許されず
笑う事は止められて
はいつくばって はいつくばって
いったい何を探しているのか
探すのを止めた時
見つかる事もよくある話で
踊りましょう 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
探しものは何ですか?
まだまだ探す気ですか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
窓をあけろ
Album「モップスと16人の仲間」モップス 1972年
窓をあけろ すぐに光を入れろ
ぶ厚い本など読む気はしないし
ばかげたテレビも 見飽きてしまった
それにしても 何か変だな 僕の部屋の窓があかない
外が見えない 光が入らない
ラジオが言うには 明日は晴れだが
本当かどうかは いまだにわからず
それにしても 何か変だな 僕の部屋はいつもつめたい
いつも暗い 我慢できない
窓をあけろ すぐに光を入れろ
心がどうしてすさんでいるのか
ようやく僕にも わかった気がする
それにしても わからないのは窓のことだ
誰がしめたか? 誰がしめたか? 誰がしめたか?
窓をあけろ すぐに光を入れろ