2006年06月12日
井上陽水「新しい恋」
CDシングル『新しい恋』(2006年3月FLCF)で「新しい恋」を聴いた。作詞:町田康 作曲:井上陽水。
“ザ・サントリー・オールド”のCMソングである。陽水本人出演のテレビCMは2206年3月8日から放映された。そういえば、最近見ないですね、このCM。ビールの季節になってしまったからでしょうか?
続編がありそうだったから、再開されることを期待。
この曲、作詞は芥川賞作家町田康氏なのだが、作詞も陽水と言われてもへぇ~~とちょっと驚きつつ信じるかも知れない。サビのところなど、陽水でないのが残念なくらいです(笑い)
「新しい恋」への期待はあるものの言葉だけ、実際はそうでもない。この辺の微妙なリアル感を、陽水のなげやりな(?)歌いっぷりがよく出している。
秘かにわたしは「居直りソング」と呼んでいるのですが、どうでしょうか?それがどうした!みたいなところがイイですね。
実はこのシングルを、わたしはツアー初日の青森の会場で買った。それからもう2ヶ月半。感想としては遅きに過ぎるのは、実は好きなのかそうでもないのか、自分でよくわからなかったのです。
いまは、かなり好き。CMでも次はサビの部分を使ってくれないかしら。テレビの前のみなさんに聞いて欲しいから。
歌詞はこちら
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3月まで「蒼木そら」の名で書いてきましたが、似た名前の美女がおられるようですので、改名いたしました。イメージを損なったりしては申し訳ないので。 (きさら先)
投稿者 きさら先 : 00:08
2005年11月15日
井上陽水「歌に誘われて」
CDシングル『歌に誘われて』(2004年4月)を聴いた。作詞・作曲/井上陽水。
CDとして発売されたのは、2004年4月だったが、陽水が西鉄の依頼で作ったこの曲を使ってのテレビCMは2003年7月から福岡県内で放映されていたという。
(西日本鉄道(株)にしてつ企業CM)
CMも歌も好評で、福岡にお住まいの方が羨ましかったものです。だから、CD発売はうれしいニュースだった。2005年春のツアーで聴かれた方も多いはず。
♪真夏のかなたまで
♪記憶のはるかまで
陽水のバスにかかわる想い出が、浮かんできそうな歌です。声がふわっと軽いメロディに乗って。
♪子供と大人はミツバチ
「森花処女林」には“ハチミツ魔女湾”があったっけ。なんて思って、微笑。
詞も楽しいが、誘われて思わず口ずさむようなメロディも。
♪楽しげにさみしげに
♪歌につれられて
ジャケットも素直でかわいい一枚です。
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CDシングル『歌に誘われて』2004年4月1日 ピンジャック・レコード (500円)
販売:西鉄エージェンシー
投稿者 蒼木そら : 23:42
2005年07月27日
忌野清志郎with井上陽水「愛を謳おう」
今日7月27日発売のシングルCD『愛を謳おう』を聴いた。作詞/三池崇史 作曲・編曲/忌野清志郎。カップリングは「教えてジィジ」(作詞作曲編曲は同じ)。
8月6日公開の映画《妖怪大戦争》主題歌。作詞の三池崇史はこの映画の監督。
実は、早々と購入したひとから借りて聴いた。パッケージのデザインが水木しげるのイラストで、この頁の左側でごらんのとおり清志郎と陽水の顔なのだが、中を開けるとまた遊び心があって、やはり欲しくなって注文してしまった。
「井上陽水コンサート2005」の初日4月17日に舞鶴で、「帰れない二人」を歌う前に、近所のよしみでコーラスいれてと清志郎に頼まれて、スタジオに行った、というふうなことを話していた。それがこのことだったんですね。
また、清志郎が新聞のインタビューで、頼んだら、いいよと歩いてやってきて、コーラスのつもりがドンドン入ってきて・・・というふうなことを言っていた。(記事をとってないので、正確ではありません)
たしかに、「愛を謳おう」のほうは、しっかりデュエットになっている。陽水は控えにまわってリラックスした感じ。でも、ふたりとも声に個性があるので、なかなかにスリリングだったりもする。貴重である。
「教えてジィジ」では、陽水はコーラスだけだが、楽しめる曲。
忌野清志郎の自宅のスタジオというのは、NHKで昨年放送された番組《井上陽水空想ハイウェイ ActⅢ》での清志郎の遊びの工夫いっぱいのビデオレターで見た。その意味でも聴いていて想像が膨らむ。
台風はまだ北海道を通過中のようですが、明日は全国的に真夏!のもよう。
この空の下で、何人何百人何万人のひとが聴いているのでしょうか。
♪愛を謳おう 照れないで
試聴はこちら
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忌野清志郎 with 井上陽水「愛を謳おう」 ¥1,050
MCA UPCH-5324(2005.07.27)
投稿者 蒼木そら : 16:11 | コメント (14) | トラックバック
2005年02月23日
井上陽水「いつもと違った春」
今日は関東地方に春一番が吹いたので、キャンディーズを、ではなく、「いつもと違った春」を聴いた。春になったら、と楽しみにしていたのだ。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。1974年にポリドールからシングル(EP)で発売された『闇夜の国から』のB面。
実はこの曲を聴くのは久しぶりで、『ReMaster』のextra-1か2に入っているものと思い込んでいたら、ない。手持ちのどのベスト盤にもない。CD16枚BOX『NO SELECTION』Disc-15 にあるはずだが、これは持っていないのだ。どうして『ReMaster』では、はずされたのだろう。仕方なく、「シングル・コレクションズ」(ポリドール 初回1987年)をレンタルしてきた。
♪答えが出ずに 生きてる事は
♪ためいきだけの生活
♪本音を隠し 建前飾り
♪笑いは逃げの切札
一節目から凄い。顔に張り付いた薄笑いが消える。
♪男は右で 女は左
♪真ん中にいた「約束」
「約束」がつないでいるんですね、男と女を。
♪君が僕を好きになったら
♪体をこなにしても 心をすりつぶしても
♪働くのに
こうまで言うなんて!と、驚く。
切り込んでくる、思いつめたようなメロディとともに、陽水の曲の中でも、特別な歌として記憶に残る。
♪だけど違う、春の長さが
大人になるって、そういうこと。こう歌ってから30年余。聴きたいものです。大人の「いつもと違った春」。
今年もたくさんのひとたちが、いつもと違った春を迎えるはずだから。
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コンサートに向けてのリクエスト
15 いつもと違った春
13 青い闇の警告 14 迷走する町
11 白い一日 12 EVERY NIGHT
9 つめたい部屋の世界地図 10 ラブレターの気分で
7 青空、ひとりきり 8 嘘つきダイヤモンド
5 長い坂の絵のフレーム 6 とまどうペリカン
3 テレビジョン 4 結局 雨が降る
1 イミテーション・コンプレックス 2 全部 GO
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CDアルバム『シングル・コレクションズ』 (YOSUI SINGLE COLLECTIONS)
ポリドール POCH-1592(1996年9月)
投稿者 蒼木そら : 21:30 | コメント (1) | トラックバック
2005年01月23日
井上陽水「毛がに」
シングルCD『この世の定め』(2001年)で、「毛がに」を聴いた。キリンビバレッジのCM曲「この世の定め」のカップリング曲である。
♪昨日は毛がにを食べた
と歌いだすと、聴衆の拍手と笑い声が聞こえる。そう、これは2001年6月29日、北海道厚生年金会館のコンサートで、多分MC中に即興で歌われたライブ録音である。
陽水のカニ好きはあちこちで聞く話で、歌にまでしてもらえればカニも本望というべきか。ましてCDになるなんて。
即興で歌いだしたところに、徐々にバンドが加わり、途中で陽水は「終りかたがわからない」とバンドに渡してしまっている。音楽には素人なので、このmusicianたちの力量に、感心して聞いた。
実は今日北海道からカニが届いた。毛がにではなく、アブラという初めて見るカニで活きていた。こくがあっておいしかったが、口に入るまでが大変ですよね、家庭では。
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『この世の定め』FLCF-7001