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2012年07月01日
井上陽水LIVE2012桐生
井上陽水LIVE 2012 Hello,Goodbye
桐生市市民文化会館 シルクホ-ル(群馬県桐生市)
2012年6月30日(土)18:00開演 晴れ
「桐生、足利、八王子」そう覚えたのは何の科目だっただろう。多分共通項は絹とか織物。
もう教科書に載っていないのかもしれないが、いまだに桐生は絹織物の町。ホールの名もシルクホールというだけあって、椅子の座席も柔らかな布で座りやすい。屋根の上に大きな繭が載っている。
今回初めて一泊で行った。終わって3時間かけて帰るのはきついし、土日で桐生を歩きたいと思った。小さなホテルに着くと、コンサートですね、今日はみなさんそうみたいとのこと。おやおや、思うところはみな同じ。街中で女性二人連れに「ここの方ですか?」と道を訊かれ「陽水コンサートですか?」と言ってみると当たりで、お互い笑いあったり、桐生の町は陽水ファンでいっぱい。さぞ経済効果もあったことだろう(ちょっと大げさ?)
桐生へは東北本線・東北新幹線の小山駅から両毛線で行く。昨年の震災のあと、この線が不通となり、復旧にかなり長くかかった。この線の運行を毎日毎日チェックしていたっけ。そしてとうとう中止の発表があってがっかりしたのだった。
わたしなどはがっかりですむが、この地で生活する方々はさぞ不便されたことだろう。
「昨年の3月21日のライブ」と陽水は公演があったはずの日付を言って、「やっと来られました」と。大歓迎の拍手。立見の方も多い超満員だ。
気合が相模大野と違うと感じたのはわたしの僻みだろうか(笑い)。いいんです、ほかならぬ桐生ですから。
隣の一人で来られた女性は最初からノリノリ。あとで陽水の「初めての人~」に拍手をしていたので驚いた。「氷の世界」で踊りまくる男性はいるはで、ほんとに嬉しそうなんですよね。
椅子に座っての「夏まつり」のあともバンドは隠れたままでMCが続く。ゆっくりお話を、という感じ。事情が許せばひとりづつお話したい、とも言ったりして。そして「人生が二度あれば」に続く。“弾き語りコーナー”が2曲になったのでしょうか。
ツアー タイトルの由来としてのビートルズの話もかなり詳しくて楽しい。
陽水は座ったまま、バンドメンバーが現れて「Hello,Goodbye」。気づかなかったが、ずいぶんゆっくりになっているような。
「リバーサイドホテル」 どの会場でもそうだが、照明が姿を縞模様にする。ギターもしましま。
「ジェラシ-」でどこが悲しいのか考えてみた。♪春風吹き 秋風が吹き・・・♪の一節なんですよね、わたしにとっては。「今日のジェラシ-はよかった!」と喜んでいた方にも訊いてみればよかった。
「とまどうペリカン」でこらえた涙腺は、お初の「嘘つきダイヤモンド」(喜)やその後の“前向きの曲”で持ち直したが、「積み荷のない船」で押さえられなくなった。ギターを持たないで唄い終わった陽水は、力尽き果てたようにしばし立つ。
そして一転、プログラムは「限りない欲望」へと進むが、なかなかついて行けない。
こんなふうにずらずら書いていないでサプライズの2曲を書いておかねば。
「感謝知らずの女」 驚きの2曲目。2007年のツアーで活躍した曲。印象が強かったので、「感謝知らず・・・があったツアー」と記憶されている(わたしだけ?)。桐生でも演奏されましたね。そのツアーを思い出して懐かしい。
「嘘つきダイヤモンド」 この曲も好きな曲。ジャズバージョンも大好きだった。演奏は?えーと、だめですね時間がたつと思い出せない。嬉しかったとしか。
というわけで、拍手、笑い、感動と少しの涙の桐生公演。8時半終了。
会場でお会いした顔見知りのお二人のミニ打ち上げにご一緒させていただいた。おかげで寂しくなかったです。ありがとうございました。
01.東へ西へ
02.感謝知らずの女 New!
03.Make-up Shadow
04.俺の事務所はCAMP
05.MAP
06.自然に飾られて
07.なぜか上海
08.海へ来なさい
09.夏まつり (弾き語り)
10.人生が二度あれば (弾き語り)
11.Hello,Goodbye (The Beatles)
12..リバーサイドホテル
13.ジェラシー
14.とまどうペリカン
15.嘘つきダイヤモンド New!
16.新しいラプソディ-
17.最後のニュース
18.積み荷のない船
19.限りない欲望
20.少年時代
アンコール
21.渚にまつわるエトセトラ
22氷の世界
23.いっそセレナーデ
24.夢の中へ
Piano & keyboards 小島良喜、Bass 高水健司、Drums 山木秀夫
Guitar 長田進、Keyboards 佐藤準
歌詞は井上陽水うたのことばでお読みになれます
次はまた九州へ! 7月5日(木)宮崎 7月6日(金)鹿児島 です。
(追記)
桐生はとてもいい町。古い建物を大切にして有効に使っている。これから保存地区を増やす予定もあるとか。
住んでいる方々の町への愛も感じられた。町と同様、おだやかで親切。心地よくてついぶらぶらと長居をして帰るのが遅くなった。
新宿駅で乗り換えるとき、雑踏が疎ましく思えた。たったの2日だがいい休暇だった。
投稿者 きさら先 : 2012年07月01日 23:23