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2012年06月23日
井上陽水LIVE2012飯塚
井上陽水LIVE 2012 Hello,Goodbye
イイヅカコスモスコモン(福岡県飯塚市)
2012年6月22日(金)18:30開演 晴れ
飯塚は生まれた町なんです、まもなく引っ越したけれど。と幸袋という地名を正確に陽水は口にして、会場はほほう~とどよめく。”こうぶくろ”と読む。その後も筑豊で高校まで暮らしたからこの地は故郷。こんな高いところから話しにくいと恥ずかしそうだ。
「夏まつり」も"糸田”のほうの小さなお祭り、と地名をあげれば、みんな頷く。「みなさん地元の方ですよね、拍手」に、わたしの左右の方々はみな手を叩いて、肩身が狭い。
その「夏まつり」を椅子に座って”弾き語り”、バンドメンバーが登場するがそのままで、突然(のように)「人生が二度あれば」を。ときどき声がゆらぐ。終わって「泣かないように唄うのは大変でした」と無理に笑うのに拍手拍手。
昨日の大分のコンサートは音のバランスもよく陽水の声の張りもあって、すばらしいと思ったが、今日の飯塚はまた違う。いうなれば陽水の心を聴く。
「帰れない二人」や「とまどうペリカン」をはじめあの曲もこの曲も、なんというか、誰かの、あるいは過ぎた日の思い出のために唄われているのではないか。そんな気がした。
特に「とまどうペリカン」は大好きな曲。聴けただけでも嬉しいが、込められた想いが何なのかわからないながらも身体に染みた。
いつも、陽水は自身の想いをもって唄うのだろうが、聴く側はまた別の想いで聴く。それが当然と思っていた。だが、この夜ばかりは、陽水の思い出を共有したかった。それができる地元の方々をうらやむ。
"Hello,Goodbye”というタイトルのこのツアー、毎回いっとき”Hello Hello!”と前向きになる。今日はちょっと違って思い出に身を任せる。こんな回もあってもいい、人間らしくて、気持ちが楽になるもの。しみじみそう思った。
もちろん、会場全体がしんみりしていたわけではない。笑い声、名を呼ぶ声、立って、踊って。大盛り上がりのお里帰りだった。
飯塚は不思議な町。古いようで新しい。嘉穂劇場の中を見て、昔のままの姿で現役で公演が行われているって素晴らしいと思う。一方、コスモスコモンのような素敵なホールがある。このホール、天井が空色で星のようなランプがまたたく。外観もモダンで階段が非日常の空間へいざなう。
この夜の非日常はとても密度が濃くて、なかなか自分に戻れず妙にハイだったり、ツアーの最終夜のような気もして悲しかったり。
01.東へ西へ
02.アジアの純真
03.Make-up Shadow
04.俺の事務所はCAMP
05.MAP
06.自然に飾られて
07.なぜか上海
08.海へ来なさい
09.夏まつり (弾き語り)
10.人生が二度あれば(弾き語り)
11.Hello,Goodbye (The Beatles)
12.リバーサイドホテル
13.ジェラシー
14.とまどうペリカン
15.帰れない二人
16.新しいラプソディー
17.最後のニュース
18.クレイジーラブ
19.少年時代
アンコール
20.氷の世界
21.Happy Birthday
22.心もよう
23.夢の中へ
9,10,11は椅子に座って。11の前に先日のANNG放送の「ぱみゅぱみゅ」話も。新しいことも覚えなきゃ、みたいな。
Piano & keyboards 小島良喜、Bass 高水健司、Drums 山木秀夫
Guitar 長田進、Keyboards 佐藤準
歌詞は井上陽水うたのことばでお読みになれます
次は 24日 福岡 です。
この公演の主催者の一社である西日本新聞に記事あり。
22日夕刊 23日朝刊
6月23日記。博多の街の中には銀座あり、渋谷あり、裏原宿あり。
投稿者 きさら先 : 2012年06月23日 21:57