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2012年05月09日

井上陽水LIVE2012八王子

  井上陽水 LIVE 2012 Hello,Goodbye
 オリンパスホール八王子(東京都八王子市) 
 2012年5月9日(水)19:00開演 夕方から雨


  陽水が八王子に来るのは何年ぶりだろう。わたしもそのとき以来の八王子行き。駅付近の開発ぶりにびっくり!
  八王子市民会館も、JR八王子駅直結のサザンタワーとやらに移り、オリンパスホールと名乗っている。クラシック向きのホールだから音がいいと聞いていた。
  1階2列目という席は行ってみると実質1列目。でも端でスピーカーの前。時に耳がバリバリ言うほどで、よいという音は実感できなかった。

  始まりはバンドの演奏がしばらく続き陽水登場。そのまま「東へ西へ」
  4曲終わってからのご挨拶では、八王子、東京都下ですよね。よくわからないが、ユーミン先生のお膝元ですから文化的なのでしょうと。都内からJRなら中央線。陽水も昔住んでいたというあたりを通って来る町です。

  MCは脱力系だが演奏は今日も力いっぱいの陽水。入り口にSOLD OUTとの立て札があり、高い3階までぎっしりの聴衆は静かに聞き入っていたのだろう。アンコールで振り返ると、2階3階で立っている方も。壮観だった。

  ツアーのお初は「鍵の数」。声にぴったり寄り添う高水さんのベースにうっとり。小島さんのピアノもからんで素敵だった。終わって陽水が後ろに拍手したのは、その演奏にだろうか。

  「傘がない」が聴けるとは思わなかった。左ばかり見ていて痛くなった首を回したりしていたとき、腰をためてギターを鳴らし始めた陽水の表情にドキッとした。怖いモノを見た気がした。もうそれからは身動きできず、息を止めて聴いた。
  なぜあのように、今夜が最後の舞台でもいい、というふうに唄えるのでしょう。

  本編終わったときに9時ちょうど。お話が多かったのかも。「夏まつり」の前の筑豊での子供時代のこと。ツアーのタイトル曲「Hello,Goodbye」の説明と唄うに至る経緯。わたしには簡単に伝えられないので、人生は矛盾に満ちていますね、とわけのわからないことを書いてお茶を濁しておく。


01.東へ西へ
02.アジアの純真
03.Make-up Shadow
04.俺の事務所はCAMP
05.MAP
06.自然に飾られて
07.なぜか上海
08.海へ来なさい
09.夏まつり (弾き語り)
10.Hello,Goodbye (The Beatles)
11.リバーサイドホテル
12.ジェラシー
13.5月の別れ
14.鍵の数  New!
15.新しいラプソディー
16.最後のニュース  
17.ミスキャスト
18.氷の世界
19.少年時代

アンコール
20.渚にまつわるエトセトラ
21.夢の中へ
22.いっそセレナーデ
23.傘がない  

おまけ:「And I Love Her」The Beatles 

 
  Piano & keyboards 小島良喜、Bass 高水健司、Drums 山木秀夫
  Guitar 長田進、Keyboards 佐藤準

  次は5月15日(火)仙台、5月16日(水)盛岡です。

井上陽水公式サイト


歌詞は井上陽水うたのことばでお読みになれます


追記(5月11日深夜)

  今日は休みでぼんやり過ごした挙句にテレビで映画を2本観た。1本は何回も観たもので、もう1本はおいしそうなケーキ店の話。あんなケーキ屋さんが近くにあるといいなと思いながら観て、それだけでもちょっと楽しんだ。まったく意外性のないストーリーだったが。

  八王子でうたわれた「鍵の数」。陽水の曲にしては、歌詞にも曲にも意外性はないように思う。すんなりしている。でも好きな人が多い曲だ。主人公は女性か。都会にひとり住む大人な女?

  この曲だけ陽水はギターなし。ジャズっぽい演奏は、ピアノ、ベース、山木さんはブラシで。長田さんがアコースティックギターで参加していたように思う。ベースはウッドベースかと思っていたら、観察の行き届いた方から「アップライトベースです。以前TOKIEさんが弾いていたもの」と教えていただいた。細い素敵な楽器でしたよね。
  耳に柔らかい音が心地よく、おいしい一皿でした。と書きたくなっての追記です。
  

  
  

投稿者 きさら先 : 2012年05月09日 23:23