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2005年07月08日
井上陽水「リバーサイド ホテル」
CDアルバム『LION & PELICAN』(1982年LP)で「リバーサイド ホテル」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。シングル『リバーサイドホテル』(1982年EP)B面は「俺の事務所はCAMP」)。1988年に放映されたフジテレビ系の連続ドラマ「ニューヨーク恋物語」の主題歌。
ライブでも殆ど必ず歌われる曲。カラオケでも物まねでも、つまりかなり流通していて、こういう歌はとりあげにくい。
エド・マクベインが7月6日に亡くなったそうだ。「87分署シリーズ」で有名なミステリー作家で、このシリーズはたしか50作以上発表されている。凄い数だ。
黒澤明監督の映画「天国と地獄」の原作もそのひとつで「キングの身代金」。そうそう、日本テレビ系の「火曜サスペンス劇場」でこの翻案ものが何本か作られてもいた。「わが街」(わが町?)というシリーズで、主人公のタフで人情もあるキャレラ刑事を渡辺謙が演じていた。場所を東京の下町に置き換えた、いいシリーズだった。
原作はニューヨークを思わせる架空の町が舞台で、そこから「リバーサイド ホテル」を連想したのだが、「わが街」も「ニューヨーク恋物語」も脚本は鎌田敏夫という共通項もあって、やっと本題にたどりつけました。
♪誰も知らない夜明けが明けた時
♪町の角からステキなバスが出る
最初はLPで聴いてかなり好きだったので、「ニューヨーク恋物語」でみんなに知られて、ほらね!と・・・。陽水の曲は雰囲気があるから、上手に映像と組み合わせて使われると、相乗効果を生む。
♪ホテルはリバーサイド
♪川沿いリバーサイド
♪ベッドの中で魚になったあと
♪川に浮かんだプールでひと泳ぎ
どこにあるのか、そのホテル。ここでもない、あそこでもないどこか。
「狭いシートに隠れて旅に」出た二人にも現実の顔はない。
この高音で歌われる現実離れした浮遊感が、異郷で根をもたない恋の物語にマッチしたのだろうか。
『YOSUI TRIBUTE』では奥田民生が堂々たる歌いっぷりで気持ちがいい。こちらのホテルは、どっしりした民俗風の建物かも。
(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→LION & PELICAN)
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『LION & PELICN』(1982年)FLCF-3853
『GOLDEN BEST』(1999年)FLCF-3761
『YOSUI TRIBUTE』(2004年)FLCF-4038
なお、「GOLDEN BEST」で聴ける曲は全て、
「GOLDEN BEST SUPER」(FLCF-3965)(CD3枚組)でも聴けます。
投稿者 蒼木そら : 2005年07月08日 23:27
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コメント
What a lovely day for a 1334421! SCK was here
投稿者 1334421 : 2011年05月19日 10:45