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2011年07月28日
「それでも、生きてゆく」ベスト ドラマです!
「それでも、生きてゆく」フジテレビ系 木曜 夜10時 2011年7月11日スタート
キャスト:瑛太 満島ひかり、風間俊介、田中圭
大竹しのぶ、柄本明、段田安則、時任三郎、風吹ジュン、小野武彦 他
スタッフ:脚本・坂元祐二、演出・永山耕三、宮本理江子、並木道子
もう今夜で4回目だ。大急ぎで書いておかねば忘れてしまう。
たまたま、京極夏彦「死ねばいいのに」を読んだばかりでもあって、このドラマのタイトル「それでも、生きてゆく」には正直驚いた。あまりにストレートだ。その上、テーマ曲が小田和正・・・。
瑛太は大好きだが、見られるのだろうか?不安であった。
しかし1回目で引き込まれた。「それでも、生きてゆく」のそれでもの後の「、」はとても強い。決意を表す、とわかる。
放映前にあちこちで読んで、ロミオとジュリエット的な話ね、みたいな先入観をもったが、大違い。先行きが読めない。そこがいい。
冤罪の話?・・・・それではなさそうだが。
なぜ少年は少女を殺害したのか。真相?
被害者家族の何十年にもわたる悲しみと家族の崩壊。
加害者家族もまた同じなのだ・・・。
その両家はお互いにかかわりをもてるのか?
これだけ並べてみても凄く複雑で難しそう。それを多面的にどちらにも公平に書けるのか?
だからといって、敬遠しては一生の損。細やかな脚本と演出が退屈させない。たしかに、いまどき多い“笑い”はないかもしれない。
各シーンに宝のような美しさがある。たとえば、前回(7月21日、3回目)の大竹しのぶと満島ひかりのシーン。大竹がいままで話したことが(多分)ない、その日の愛娘について話す。目に見えるようではないか。そのときの女の子の姿もそのあとの大竹の後悔も。言葉を出せずに聴く満島。ただのバス停の風景が忘れられない。
少年A風間俊介(忘れもしない、3年B組の兼末健次郎よね)の働いている果樹園に、本名で呼びかける女が入ってきたところで前回は終わった。何者?
今夜も引き込まれるのは必須だ。
投稿者 きさら先 : 2011年07月28日 14:12