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2010年09月20日

ドラマ「GOLD」終了

  フジテレビ系で木曜10時に放送していた「GOLD」、2010年9月16日が最終回だった。

  このドラマ、始まる前のわたしの期待度は4位。1位「うぬぼれ刑事」2,3がなくて「GOLD」。

  野島伸司脚本、天海祐希主演。これだけなら堂々の(笑い)2位なのだが、金メタルを取るための云々、というあらすじの文句がどうもいただけなかった。巨人の星の母親版?みたいな。

  誤解でしたね。嬉しい誤解です。回を追うごとに面白くなって。
  思いがけない展開(とも君て実は、にびっくり、エドはるみの存在)、小さな感動的なエピソード、感情の行き違いと和解、最後の逆転劇・・・。
  ハラハラドキドキ、講演に思わずうなずき、次は何を見せてくれるのかと木曜日が楽しみだった。

  久々ではないだろうか。こういうドラマらしいドラマを観たのは。さすがです、野島伸司。そして長いセリフを説得力をもって聞かせた天海祐希もさすが。
  キャストでは、この人がなぁ、という男優がひとりいたけれど、人気があるらしいし、個人的な好みなので書かない。
  子供たちもよかったし、ほっと一息の役どころ、長澤まさみも適役。
  注目したのがカメラマン役の綾野剛。「Mother」にも出ていたらしい。

  野島伸司の理想の母親像ってこうなのだろうか。
  息子のひとりが言っていた。母さんを恨んだことはない。一緒に闘っていたからと(引用は正確ではない)。

  一種のホームドラマ、あるいは母親ものかもしれないが、湿っぽくなかったのが嬉しい。

  繰り返される回想シーンと、あまりのハッピーエンドぶりがなかったら、「うぬぼれ刑事」を抜いて1位だったかもしれないな。まあ、わたしの中でのことだけど。

投稿者 きさら先 : 2010年09月20日 17:35