« 建築家 清家清展 | メイン | 奥村土牛記念美術館 »

2008年08月11日

横浜 三渓園

2008年8月11日(月)

  8月9日(土)の「美の巨人たち」で「三渓園」を取り上げているのを観た。それによると、8月17日まで、いつもは中を見られない建物が開放されているという。
  急げ!というわけで行ってきた。

  テレビ放映の効果で、昨日の日曜日は見学者が相当多かったらしいが、今日はゆっくり。

  今回開放されているのは「白雲邸」と「臨春閣」。和歌山の徳川の別荘を移したという後者は、カギ形に連なるかなり大きな建物。池に面した外観の遠景も美しい。
  この2邸から上った位置の「月華殿」も入ってみることができた。こちらは期間限定なのか、いつでもなのかわからないが。

  ガラス戸を開き池を渡る風が涼しい。日本家屋の開放感と優雅さを涼しさと共に味わう。落ち着くなぁ、やはり。
  ここの素晴らしさは、建物だけでなく、庭園をも写したことだろう。樹木、小川のせせらぎ、池、石たち。これらと共にあってこそ建物が生きている。
  日陰の大きな庭石に素足で降りてみる。ひんやりと冷たい感触に時を遡った気が。

  昼近くから晴れたがさして暑くないのは、木が多いから、水があるから、そして道路の舗装がないからだろうか。

  わたしの好きな「聴秋閣」も、上がることはできないが戸をあけて中を見せてくれていた。いまはまさに青葉茂る季節、秋にはもっと風情があるはず。

  ボランティアのガイドの方たちがそれぞれに居て、頼めば説明していただける。漏れ聞いたところによると、この2邸の開放は、例年お盆の頃だけだそうだ。
  暑いときだが盛りの蓮の花を見ることができる。入口の蓮池はピンクの花で埋められて壮観だった。

  季節ごとの風景をめでに行きたいお庭だと改めて思った。

  アクセスその他の情報は三渓園HPに詳しい

  テレビ東京「美の巨人たち」夏休み“建築”シリーズ

  8月9日 三渓園   8月16日 国立代々木競技場(丹下健三)  8月23日 浮田山荘(ウィリアム・メレル・ヴォーリーズ)  8月30日 厳島神社

  

  

  

  

投稿者 きさら先 : 2008年08月11日 17:36